中学受験?偏差値?内申点?
結果よりもだいじなことって?
勉強の本質って何だろう?
最近、4年生の長男の理科のテストで
こんな問題があったそうです。
「冬の大三角形の星座の一つ、
シリウスは何座ですか?」
「プロキオン、ベテルギウス、シリウスの中で
一番明るい星はどれですか?」
長男の回答はこちら。
正答者が少なかったようで、
長男は帰ってくるなり
と意気揚々とした様子でした。
と聞くと、
フリーズした長男。
ここなんです。
長男はたしかに成績はいつもオールA。
漢字も計算も、毎回のテストもとてもよくできています。
ところが、ちょっと掘り下げた問題を出すと
たちまち思考停止してしまう。
それは、
表面的には覚えたり分かったりはしているけれど、
本質的なところを理解していない
ということなんです。
今回の星座もそう。
冬の大三角形や夏の大三角形。
子どもの時、
学校や塾で覚えた記憶のある方も多いのではないでしょうか?
暗記すればできる問題です。
しかし、きっと問題の本質はそこではない。
おおいぬ座のシリウスはなぜ明るいのか。
なぜ青白く輝いているのか。
長男と一緒に調べてみることにしました。
シリウスは地球の「隣」と言っても良いくらい近くにあって、まだ若い星です。
星も、人間と同じように若いほどエネルギッシュです。
若いから、大量に燃料があり
その大量な燃料を燃やしているから、
表面温度が約10,000度と高温になるのだそうです。
結果、青白く明るく輝くのです。
(ちなみに太陽の表面温度は約6,000度)
そして星にも寿命があり、
年を取って燃料がなくなり、燃やすものがなくなってくると
赤色っぽくなっていきます。
では、温度によってどんな風に色が変わるのか?
また、老いていった星は最後にはどうなるのか?
長男も色々と興味が湧いてきたようです。
我が家で大事にしていること
何が問題の本質なのかを考えることは
大人でも難しいことだな、と思います。
でも我が家では、出来るだけそこに注目するようにしています。
テストの100点とか「A」とか、目に見える結果はあまり重要視しません。
もっとも、学校の勉強に遅れないよう家庭学習に日々取り組んでいますし、
努力した結果を褒めたり、一緒に喜んだりはします。
だけど100点でもヤマカンなら意味がないし、
また、今回のような本質的な内容を理解できていないなら
それは「覚えただけ」にすぎません。
点数や結果よりも、
なぜそう答えたか、とか、どう間違えたのか、
を見るのです。
中学受験や学校で、表面的な勉強、暗記に追われていると
テストの点や偏差値、結果だけに注目しがちです。
生真面目な長男もそこを重要視してしまう感があります。
それはそれで努力の結果ですが、
うわべだけでなく、物事の本質を自分で見つけ、考え、
理解できるようになってほしい。
我が子にはそんな人になってほしいな、と思い
試行錯誤しながら日々接しているところです。