夜尿症

【夜尿症 初診時のおはなし②】  

夜尿症は治るんです!!

「なんでぼくだけオムツなの?」

小2長男 夜尿症完治までの全記録ブログ

前回記事【夜尿症 初診時のおはなし①】はこちら。

 

「夜尿症」確定の瞬間

 

自分の診察予約番号が呼ばれました。

 

いよいよ、診察です。

夜尿に対する不安、これからどうなるのか、

長男は何か体や神経に問題を抱えているのか、

私の育て方が悪かったのか、

また、乳児(三男)を抱っこして二時間以上電車に揺られやって来た疲れ、

いろんな思いが逡巡する中、

張り詰めた空気をまとった私は、長男とともに診察室に入りました。

 

「失礼します」

「はい。こんにちは。どうぞ座ってください。」

そこには、今までパソコンの画面で見ていた時よりもずっとずっと柔和な印象の、

小児科医 池田  裕一先生

がいらっしゃいました。

 

今までの長男の夜尿の経緯から生活習慣まで、

先ほど記入した用紙を見ながら、じっくり話をします。

 

何度ものやり取りを通して、池田先生がおっしゃいました。

「うん、膀胱型の夜尿症、と言って、いいでしょうね」

 

やはり夜尿症だったか、という事実の重さを感じると同時に、

診断が下ってスッキリした、という気持ちも感じました。

 

 

夜尿症の原因としては、先ほど待合室で悶々と考えた環境の話はされず、

純粋に長男の「膀胱が小さいから」ということで、

膀胱型の夜尿症」と診断されました。

そのため初診時には尿検査と血液検査のみで、

全身の検査等をすることなく、帰宅することになりました。

 

 

思わず涙が出た、初診時のことば

 

長男にも優しく何度か質問をし、

「ずっとつらかったよな」と声をかけていただきました。

 

その瞬間、それまで思いつめていた自分の思い、

「なんでぼくだけオムツなの?!」と声を殺して泣き叫んでいた長男の苦しみ、

様々な感情があふれ出て、

私は涙を我慢することができませんでした。

でも私の涙を見ては長男をびっくりさせてしまうので、

長男に気付かれないように、少し下がって涙を拭きました。

 

あの時のスーッとしたような、

全てが昇華していくような、

言葉では言い現せないような不思議な感覚は、一生忘れることはないと思います。

 

内臓や神経に問題はない、「膀胱型の夜尿症」——。

現状はわかりました。

診察の途中からは治療方法についてレクチャーを受けました。

長男には、アラーム療法が効果的であろうと。

その説明、器具の使い方、申し込みの仕方、

また、生活習慣の見直しの話をして、

30分ほどの診察の後、最後に次回の予約をし、初診は終了しました。

 

また、この初診時に

「ちょっとクマがあるね。よく眠れてないのかな」と指摘されました。

たしかに長男は夜中に何度か起きることがありました。

睡眠障害――これも、夜尿症と関係があると言われています。

 

入浴のタイミング、入眠までの過ごし方なども、

再考する良い機会になりました。

 

 

ちなみに長男が診察に同行したのは、初診時のこの時と、

途中どこかで一度あったと思います。

なので我が家の場合、本人同行は二回。

あとは私一人(正確には三男抱っこ)の通院(診察)でした。

 

 

緊張、不安、恐怖、自分への後悔、、さまざまな思いを抱えていた初診。

そんな私(と長男)を温かく迎え入れてくださり、

分かりやすい適切な説明をしてくださった池田  裕一先生。

 

勇気を出して、病院に行って良かったです。

専門医の元、治療を始められて、良かったです。

いま、夜尿症で悩んでいるお子さん、親御さん、、

抱え込まずに、病院に相談に行ってほしいな、と思います。

また、いろいろと夜尿症について調べて、アラーム療法に興味を持った方は

色々なアラームが市販もされています。

ぜひ、覚悟をもって試していただきたいです。

 

一日でも早く、

お子さんの夜尿が治りますように。

 

お子さんが自分に

自信を持つことができますように。

 

このブログが、今夜尿症で悩んでいる方へ、少しでも参考になれば幸いです。

 


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boysmum33

大学卒業後、大手進学塾にて中学受験のための勉強を教えていました。 結婚、出産を経て今は主婦として、 小学生の兄弟、未就学児の三男に囲まれ、慌ただしくも元気で楽しい毎日を過ごしています。 私自身、受験の良さ、私立の楽しさも経験しています。 それでも、 偏差値教育よりも、親がいなくなっても自活できる人になれるように。 そんな「人間力」を高めるべく、遊びに学びに、子どもたちと向き合う時間を大事にしています。

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